瀧本哲史「ニュートンは、数学によって世界を変えた」

理系語録

by 瀧本 哲史(元 京都大学 客員准教授)

アイザック・ニュートン。

 

みなさんも名前は知っていますよね? たぶん「木から落ちるリンゴを見て、万有引力の法則を発見した」といったエピソードも聞いたことがあると思います。

 

でも、地球に引力があること(物体を引き寄せるような力が働いていること)くらい、ニュートンの時代の人たちはみんな知っていました。ニュートンは、引力そのものを発見したわけではありません。

 

それでは、ニュートンはなにを発見したのか?

 

数学です。もう少し詳しくいうと、ニュートンは微積分(微分と積分)学という「あたらしい数学」を発見したのです。(中略)

 

この数学を使えば、自然界の現象をどんどん説明していくことができる。ニュートンにとっての微積分学は、「あたらしい数学」というよりも、「世界を説明するためのあたらしい言葉」といったほうが的確なのかもしれません。そんなニュートンの功績を挙げていけば、軽く一冊の本になるくらいたくさんあるのですが、ここでは「万有引力の法則」に絞ってお話ししましょう。(中略)

 

もしも「万有引力の法則」がなければ、ロケットが月に行くことも、宇宙ステーションや人工衛星が地球のまわりを周回することもなかったでしょう。そして人工衛星がなければ、衛星放送、天気予報、カーナビ、スマホの地図アプリ、国際電話など、みなさんの暮らしを支えるさまざまな「魔法」が消えてしまいます。

 

ニュートンは、数学によって世界を読み、数学によって世界を変えたのです。

Reference:「なんで勉強しなきゃいけないの?」と子供に聞かれたら、こう答えよ




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