「数学って必要?」を検証〜『因数分解 Vol.2』編

数学って必要?

ビジネスの現場で身に付けるべきだと川原講師が推奨するのは、どんな要素の組み合わせでできているかを、細かく分けて考えるという思考法だ。

例えば、距離は速度×時間の掛け算へと分解できる。同様に、売上高は店舗数×客単価×客数と表せる。さらに、客単価は商品単価×客の購買数へと分けられる。

こうすれば、売上高を上げたいときに、店舗数を増やす、客数を増やす、商品単価を上げる、客の購買数を増やすといった、さまざまなアプローチができるのだ。

どこから手を付けていいか分からない課題でも、要素に分解して考えることで、解決の糸口が見つけやすくなるというわけだ。

Reference:文系でも怖くないビジネス数学

<解説>

要素に分解する思考法は、ロジックツリーと呼ばれており、論理的に考える上で有用なフレームワークです。

フレームワークとは、問題解決などをサポートする思考の枠組みのことで、ロジックツリー以外にも、モレなくダブりなくを意味する「MECE」、企業経営に関わる顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から成功要因を分析して経営戦略を考える「3C分析」などがあります。

要素に分解することのメリットは、問題が”どこ(Where)”にあり、”なぜ(Why)”発生していて、”どうすれば(How)”解決できるか、ということを幅広く考えることができることです。

また、要因がわかれば、問題解決のために、”誰が(Who)”、”いつ(When)”、”何を(What)”すべきか、ということも明確にできるので、具体的な行動にまで落とし込むことができます。

スポンサーリンク

「数学って必要?」とは

数学って必要?」では、数学が社会に出て役に立つのか、また役に立つのであれば、どのような場面で役に立っているのか、ということを解説しています。「数学って必要だったんだ」と少しでも感じて頂ければ幸いです。

タイトルとURLをコピーしました