松村暢隆「日本の学校教育の現場では、子供の個性に合わない学習方法を強いられている可能性が高い」

理系語録

by松村 暢隆(関西大学 教授)

ここでちょっとテストをしてみよう。知能の違いによって、得意とする学習方法が異なることを読者の皆さんにも実感してもらうために、下記の高校の物理の教科書の説明文を読んでみてほしい。

”「つるまきばねをまっすぐにしてなめらかな水平面上に置き、一端を固定する。他の一端をばねの長さの方向と垂直に振動し続けると、ひもの場合と同じような波が発生し、ばねの長さの方向に振動が伝わっていく。このような媒質(ばね)の振動方向と波の伝わる方向が垂直になっている波を横波という(後略)」(「高等学校物理Ⅰ」三省堂より)”

わかりにくい文章だが、理解しようとする時に知能のタイプがわかるという。

まず、この説明文を読んですんなり理解できた人は「言語的知能」の高い人で、図を描きながらなら理解できたという人は「空間的知能」が高い人、文章の内容を手で再現してみたら理解できたという人は「身体的知能」が高い人だ。

つまり、「空間的知能」や「身体的知能」が高い人は、先生が一方的に話すスタイルの授業では理解しにくいということになる。

日本の学校教育は、先生の言葉による説明を聞いて理解するという方法が中心。言語的知能に偏っています。それ以外の知能の子たちは、端的にいうと学校の勉強で損しています。こうしたことをぜひ、知ってほしいのです」(松村さん)

Reference:学校任せだと子供の才能が潰れる根本理由 “8つの知能”に応じた学び方が必要

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「理系語録」とは

理系語録』では、「理系のキャリアを語録で伝える」をコンセプトに、理系に関する言葉をご紹介しています。理系のキャリアの魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。

理系語録

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”Conscience understands that we are all in it together, and that when we harm another, we harm ourselves

ー Jack Kornfield ”
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