「数学って必要?」を検証〜『一次方程式』編

数学って必要?

(問題)ある商品を半額で買ったら、定価より90円安くなった。この商品の定価はいくらだったか。

この商品の定価をx円とすると、半額はx/2円、定価より90円安くなった金額はx-90円と表される。この金額が等しいから、

x/2=x-90

x/2-x=-90(右辺のxを左辺に移行)

-x/2=-90

x=180(両辺に-2を掛けた)

こうやって、x=180という数が出てきたので、この商品の定価は180円と求めることができます。1次方程式は、「移項」と「両辺に同じ数を掛ける」という2つのテクニックで解くことができます。

Reference:数学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール127

<解説>

ビジネスでよく見かけるのは、下記のような問題です。

(問題)原価100円の新製品を販売する。50個販売して1000円の利益を出したい場合、いくらで販売すればよいか。

「利益=(販売価格-原価)×販売数」なので、販売価格をx円とすると、

1000=(x-100)×50

x = 300

となります。ビジネスでも、「一次方程式」の考え方が使われていることがお分かり頂けたと思います。

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「数学って必要?」とは

数学って必要?」では、数学が社会に出て役に立つのか、また役に立つのであれば、どのような場面で役に立っているのか、ということを解説しています。「数学って必要だったんだ」と少しでも感じて頂ければ幸いです。

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