コンピュータのソフトを作るときにプログラミングをします。このとき、レジスタやメモリと呼ばれる記憶領域のデータの演算は文字式で記述します。だから、文字式の習得はプログラマーには必須です。
Reference:数学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール127
<解説>
下記は、「1+2」という計算をプログラミングで計算する際の一例です。
int a;
int b;
int c;
a = 1;
b = 2;
c = a + b;
一般的に、プログラミングする際は、プログラム内で用いる文字をあらかじめ記載しておく必要があります。この場合は、「int a; int b; int c;」がそれにあたります。「int」というのは「整数」という意味なので、「int a;」というのは「整数a」という文字を以下で用います、という意味になります。
そして、「c = a + b;」というところで足し算を行っています(プログラミングで「=(イコール)」は、代入するという意味になります。そのため、「c = a + b;」は、「文字c に、a + b を代入する」という意味になります。
上記の例から、プログラミングにおいて「文字式」の考え方が使われていることがお分かり頂けたと思います。
「数学って必要?」とは
「数学って必要?」では、数学が社会に出て役に立つのか、また役に立つのであれば、どのような場面で役に立っているのか、ということを解説しています。「数学って必要だったんだ」と少しでも感じて頂ければ幸いです。